この書籍のタイトルが「維新は天下を盗れるか」という疑問形で終わっています。
結論を先に言いますと、この質問は反語ではありません。
で、純粋な疑問形でもなく、天下を盗ってほしいという著者の願いがこもっている気がします。
この書籍、一部、清和会(故安倍元首相)について割かれていますが、
それ以外の箇所は、日本維新の会の趨勢と幹事長へのインタビューになっています。
ですのでこの書籍、イシンジャー(維新の会の信者の通称)にはウケると思います。
私もイシンジャーですので、どっぷりと熟読しました(笑)。
維新もここまでくるのに一枚岩ではなく、
色々な党と合流しては解散するを繰り返しています。
故石原慎太郎や結いの党など、聞いたことのある名前が散見されました。
結いの党やたちあがれ日本などの名前を憶えている人は結構政治好きな人でしょう。
この書籍、維新の趨勢についての書籍ですので、一般的に売れるというより、
政治好きの人(しかもイシンジャー)に売れる、つまりは局所的に売れるといった感じでしょう。
それはさておき、
維新が他党と頑なに共闘を拒否(特に立憲民主党に対して)するのは、
維新が他党と合流するたびに分裂して議席を減らしてきたからです。
そんなこと(他党と合流)するくらいなら、時間や労力はかかるけれど、
自分たちだけでガバナンスが効く政党を作っていった方が将来のためという
ことを経験値として持っているからです。
以下は完全に書籍とは関係ないですが、
長野県は立憲民主党の力が強いです。
また、選挙によっては自民と立憲と共産党の3択のこともあり、
維新の候補が出てくることを祈ります。
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