2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『読書は格闘技』(集英社文庫)

この書籍の概要をまとめますと、 あるテーマに対して全く正反対の文献を読んで突き合わせる作業になります。 例えば、 読書は通常、自分の知識を増やすのに良いことだとされていますが、 『読書について』(ショーペンハウエル著)は、 読書は他人に思考を委ね…

『君と考える 戦争のない未来』(池上彰)

わかりやすさというのは2種類あると最近思っています。 一つは事実や原理を客観的にシンプルに説明する力。 もう一つは、意外かもしれませんが、自分の価値判断を入れて説明すること。 価値判断を入れて説明すると 相手によっては合う合わないが分かれますが…

【書評(のようなもの)】

GW中に読んだ書籍のダイジェストになります。 (いわゆる書評と呼ばれるものの真似事がやりたくなりました笑) ①『伝え方の作法』(SB新書) 池上彰、佐藤優(共著) この手の内容は自己啓発系の部類でたくさん出ていますし、 内容に何か斬新さがあるわけではあり…

『国民のための経済と財政の基礎知識』

日本って、 なぜか経済関連に関して、頓珍漢な言説が流布している気がしてなりません。 ちょっと前に流行った 「これからは経済的な豊かさではなく、精神的な豊かさを指標にするべきだ」という 精神論が広がることはあまりなくなりましたが、 それでも、現状…