今日は本業の英語関連(特に大学受験)です。
生徒とやり取りをしていると、色々な生徒に同じことを言っている時があります。
まあ、同じことを言うってことは、それが皆が疑問に思うところ、つまずくところなのでしょう。
というわけで、以下にそのやり取りをまとめてみました。
①高2生
大学受験においては高2生の1年間がかなり重要になってきます。
東進時代は図やデータを使って生徒に説明していましたが、
現在の私はそんなものは手元になく、言葉だけで伝える必要がございます。
ですので、生徒には以下のように伝えて理解してもらっています。
・高3になったら全員勉強を始める。
・一定以上のレベルの大学には、浪人生が混ざってくる。
・浪人生は余分に1年勉強しているため、現役生がどこでその1年を捻出するかといえば、
学習開始時期を前倒しにして高2生の1年間を使うしかない。
・折角だったら、名前が書ければ行ける大学ではなく、自分で大学を選びたいよね。
・まずは大学・学部探しから始めよう。ただし、志望校が決まってから動くのは時間のロスだから、
とりあえず同時並行で学習は進めておこう。
このような流れで伝えています。
特に、浪人生の存在を強調する形で伝えるようにしています。
(とはいえ、高2の今の時期から動く生徒はやはり少ないです。夏休みが明けて秋口から、あるいは12月くらいなら受験生という意識を持つ生徒が多いかなと思います。毎年のことですが、学習は早く始めるに越したことはありません)
②大学受験×英検2級
学年的に大学受験が少し遠いなら、英検を目標にすることをお勧めします。
英検2級はレベル的に、大学受験における体力づくりに位置します。
英検2級用の単語帳を使ってもいいですし、学校で配られている単語帳を使っても問題ありません。
ターゲット1900なら、英検2級に対して多少の貯金が作れます。
準1級は全員に汎用性があるわけではないのですが、2級なら文系理系問わず、あるいは国立私立問わず、通過しておいて損はありません。
というか、2級に合格しないと共通テストで6割以上を得点するのは少々難しいかと思います。
③単語帳
これ、生徒から聞かれることが多いですが、学校から配られているものがあれば、
それが使いにくくなければそれを使えばいいかと思います。
代表的なものを記しておきます。
ターゲット1900:単語だけならMARCH上位くらい。
派生語も記載されているので、それらも覚えると早慶上智に達します。
速単:単語量はターゲット1900とほぼ同じくらいだけど、長文ベース。
長文の文章構造は後ろの巻末に載ってるけど、英文解釈を同時に学習しておかないと、多少詰まるかも。
大きく分けて、単語が粛々と載っている単語帳と長文ベースの単語帳(速単の他にはリンガメタリカ)の2種類に分かれます。
どちらがいいかは好みの問題なので、自分が覚えやすい方を使えばよいです。
ただし、こればかりは個人差がありますので、周りがどちらを使っていようとも、
自分が使いやすい方を選んで欲しいです。
合わないものを使うのは労力がかかります。
私自身はターゲット派でした。長文を読むのと単語の暗記の同時並行が苦手で、
暗記は暗記、長文は長文といった感じで、別個に進めていました。
つらつら書きましたが、いざ学習をスタートさせても最初は思うように進まず、
試行錯誤しながら自分の適性のようなものが見えてくるのではないでしょうか。
というわけで、騙されたと思って始めてみましょう!
|