英語(国際)系の大学・学部志望の人(国立大)②

前回の記事の続きです。

今回は受験科目などのシステム的なところを加筆しています。

文字が小さいところは、前回載せたものになります。

(1)東京外国語大学
 東外大は国立なので「共通テスト+個別試験」ですが、
 共通テストに理科は必要ありません(正確には、地歴・公民・理科から2科目選択)。
 で、通常の国立は社会2科目と理科1科目(あるいは理科基礎2科目)が必要です。

 

 なので、東京外大を第一志望にしたら、他の大学に志望を変更することは
 基本的には不可能ということを認識してもらう必要があります。
 本番の共通テストの結果が思うようにいかなかった場合、受験する国立のレベルを
 落とすという事例はよくありますが、東外大の場合は基本的にそれができません。
 
 可能性が低くても東外大に行く以外に選択肢はないです。
 
 東外大が落ちたら、私立でいいという踏ん切りは持っておきましょう。
 あるいは、語学系の私立(上智やCU)よりかは、国立であることを優先したい場合に
 は、志望校から外す必要も、最悪出てくるかもしれません。
(2) 2次試験の科目に数学をどうするか
  語学系の大学を目指す生徒は、数学が苦手なケースが多い感じがします。
 (私の周りがそうなだけかもしれませんが)
 
 数学を共通テストだけで使うか、それとも2次試験まで使うかは、
 かなり大きな選択になります。2次試験の数学の負荷は結構あります。

 

 で、科目だけで見るなら、2次試験に数学が必要のない国立大で最大レベルは
 大阪大(外国語、文)、北海道大(文)になります。
 他の旧帝大以上は、2次試験で数学が必要になります。

 

今回加筆するのは以下の2点。

(1)東京外国語大学

 共通テストの社会に科目ですが、必ず公民から選ぶ必要があります。

 地歴から2つ選択が不可能となっております。

 多くの国公立大では、日本史か世界史のどちらかを基軸科目とし、

 共通テストだけの科目に地理を選ぶことは可能です。

 (もちろん、世界史と日本史の組み合わせも、負担は一番大きいですが、可能と言え

 ば可能です)

 

 というわけで、公民の中から1つ選ぶ必要があります。

 公民の中からなら何でも大丈夫ですが、

 例えば千葉大(国際教養)などが志望校の1つに上がっているなら、

 そのレベルの大学で公民を使う場合、基本的には倫理政経指定のことが多いです。

 

 東京外大1本に絞るなら倫理や現社でいいですが、他の国立大も選択肢にあるなら、

 学年が下のうちは倫理政経をやっておくことをお勧めします。

 

(2)大阪大(外国語学部)

 大阪大の外国語学部は旧帝大の中では2次試験に数学が不要ですが、

 2次試験の社会は世界史指定です。

 ご注意ください。