東進から出版されている問題集です。
レベルは共通テストでいうと6~7割くらいのレベルです。
で、私は大学時代の専攻はアメリカ史(特に1960年代の公民権運動)です。
ですので、趣味として読みました。
この問題集の原文はアメリカの小学生の教科書から持ってきているとのこと。
確かに単語はあまり難しくはなかったです。
大学生の中でアメリカ史に興味が沸いたら読んでみてもいいかもしれません。
使われている単語やフレーズの基礎レベルを学べます。
(大学2年生くらいまででしょうか、自分の興味のある分野がある程度見通せるようにな
るのは)
で、現在の私は英語講師なので、その観点から言うと、
アメリカの小学生が読む教科書といえど、
関係代名詞、分詞構文、第5文型(SVOC)は絶対に外せないものなのだと再認識。
本文の随所にこれらの文法事項が満遍なく登場していました。
アメリカ史に興味があって、英語で文献を読んでみたいと思ったら、
初歩としてこの問題集を推します。
率直に申し上げると、大学受験の問題集として使うより、そちらの方が適切だと
思います(笑)。
★ちなみにですが、上巻は個人的には手を出さなくてもいいかと思います。
この書籍長文を生徒に使わせるのは、あくまでの「世界史で英語を勉強する」
ためです。上巻は世界史の教科書に出てこない人名や地名が多く出てきます。
アメリカの小学生向けなので、日本の科目としての世界史とは異なります。
近現代史になれば世界各国が絡むため、アメリカ固有の地名や人名にはそれほど
紙面を割けないのでしょう(←勝手な想像ですが)。
ですので、大学受験に絡めて生徒に多読用として読ませるなら、
下巻のみを推奨します。
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