地方に在住している身としては、
肌感覚として納得のいく箇所がありました。
①意識&環境の違い
都心だと「学習して当たり前」という雰囲気がありますが、
田舎だとそもそも、勉強することにあまり価値を置いていないケースも
散見されます。
高校受験に関して言えば、その県の最高の公立高校でも倍率が1.1~1.2倍という
ケースもあり、あまりガツガツしていなくても何とかなることがあります。
その認識のまま大学受験に突入すると、全国規模の、しかも浪人生も参加してくる
この舞台でコケます。
②とりあえず国立
この層の一定数います。とりあえず地元の信州大学。
国立大学ですので、特定の学部を除き、共通テストでは5教科7科目必要になります。
満遍なく全ての科目を学習することがどれほど大変か。
調べたうえで志望するならある程度覚悟が決まっていますが、
とりあえず組は言葉を詰まらせることもあります。
③学力の違い
共通テストの平均点が、東京都と地方の県で、最大100点くらい差があります(合計得
点の平均点)。
地方の大学といえど、例えば、筑波大や千葉大など、半端な学習では受かりません。
また、一定レベル以上の大学は、地方大といえど、都心部から目指す生徒も十分
います。
自分の県や高校だけでの成績ではなく、全国規模での成績、順位、偏差値を
気にする必要があります。
★この書籍とは関係ありませんが、
都心だと、私立高校への進学は贅沢(?)、勉強熱心などの印象を持たれることが多いで
すが、長野だと「公立に行けなかった者が行くところ」という意識が強いです。
たとえ偏差値が私立>公立の高校でも、生徒・保護者の意識では公立高校の方が上に
なります。この傾向にはびっくりした記憶があります。
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