『11人の敏腕塾長がこっそり教える地方名門国公立大学合格バイブル 』

地方に在住している身としては、

肌感覚として納得のいく箇所がありました。

 

①意識&環境の違い

 都心だと「学習して当たり前」という雰囲気がありますが、

 田舎だとそもそも、勉強することにあまり価値を置いていないケースも

 散見されます。

 高校受験に関して言えば、その県の最高の公立高校でも倍率が1.1~1.2倍という

 ケースもあり、あまりガツガツしていなくても何とかなることがあります。

 その認識のまま大学受験に突入すると、全国規模の、しかも浪人生も参加してくる

 この舞台でコケます。

②とりあえず国立

 この層の一定数います。とりあえず地元の信州大学

 国立大学ですので、特定の学部を除き、共通テストでは5教科7科目必要になります。

 満遍なく全ての科目を学習することがどれほど大変か。

 調べたうえで志望するならある程度覚悟が決まっていますが、

 とりあえず組は言葉を詰まらせることもあります。

③学力の違い

 共通テストの平均点が、東京都と地方の県で、最大100点くらい差があります(合計得

 点の平均点)。

 地方の大学といえど、例えば、筑波大や千葉大など、半端な学習では受かりません。

 また、一定レベル以上の大学は、地方大といえど、都心部から目指す生徒も十分

 います。

 自分の県や高校だけでの成績ではなく、全国規模での成績、順位、偏差値を

 気にする必要があります。

 

★この書籍とは関係ありませんが、

 都心だと、私立高校への進学は贅沢(?)、勉強熱心などの印象を持たれることが多いで

 すが、長野だと「公立に行けなかった者が行くところ」という意識が強いです。

 たとえ偏差値が私立>公立の高校でも、生徒・保護者の意識では公立高校の方が上に

 なります。この傾向にはびっくりした記憶があります。