今回は準1級の面接対策の仕方をお伝えしたいと思います。
大問は全部で4問ですが、2問目~4問目は筆記の英作文と通底するものがありますの
で、一緒に対策法を記載いたします。
←対策の仕方は以前にもブログにまとめていますので、今回は新たに感じたこと、ある
いは、前回のブログ以外に効果のありそうな取組みを書きたいと思います。
【面接の全体像】
まず最初に、
4コマのイラストを説明していく問題が課されます。
2級の時は3コマだったので、準1級は1コマ増える感じです。
また、2級は1コマにつき2文で説明すればよかったですが、
準1級は1コマにつき3文ずつ必要になってきます。
コマの中に登場人物が2人~4人出てくるので、
その登場人物をまとめてtheyで説明するのではなく、2ペアに分けて
説明します。そこで2文しゃべる感じです。そうしないと3文にはならなくなります。
また、どのコマにも背景像が載せられています。新聞の記事だったり、
何かのポスターだったりします。その背景像を1文説明します。
それで3文になります。
ただし、4コマ目は2文で大丈夫です←理由は後述します。
ナレーションが終わるとNo1に移行しますが、このNo1がイラストの4コマ目と
連動します。No1の質問は必ず。「あなたが4コマ目の登場人物なら、何を感じます
か」という問いです。この問いにも、3文で答えます。
←先ほど4コマ目を2文でいいと言ったのは、あまりナレーションの段階で話過ぎる
と、No1で話すことがなくなります。
No2~No4
この3問は全て方向性は同じです。質問を受けて、それに3文で答えるというもの。
質問内容は、筆記の英作文とほぼ同じテンションです。
「会社は労働者の扱い方を向上させるべきか」など、英作文とほぼ同じようなことが
聞かれます。答えるべき理由は1つで構いません(英作文は理由を2つ書きますが、面
接では理由は1つで大丈夫です)。ただし、3文のボリュームで答えるようにしましょ
う。
で、対策方法ですが、過去問で問題を読み、その答えを自分で思い浮かべて書いてみ
る。そしてその書いたものを学校の先生でも塾の先生でもいいので、添削してもらう、
というのは基本です。
が、自宅でできることとしては、以下のものがあるかと思います。
よく生徒で、英作文でも面接対策でも答えを読み込むことをする生徒はいます。
正直個人的には、答えを読み込む際に、ポイントを絞って読み込んだ方が、
得られる効果が高いのではないかと感じています。
というのも、答えは隙がないように作られています。
それを暗記するというのは、ある種、教科書を丸暗記するという作業に近いのではない
でしょうか。定期試験や大学入試では有効かもしれませんが、
英検の面接や英作文はどのような問題が出題されるかは当日にならないと分からないで
すし、暗記したものの再現ではありません。
個人的には、答えを読んで、「確かに」「同感」と思える1文をマーカーでチェックを
付け、その1文を暗唱&音読というのが、遠いようで効果があると思います。
結局人間、アドリブが効くのは暗記したものの中でに限られますし、
その暗記の中でも自分が共感して納得したものでないとすぐには出てこないことが
多いのではないでしょうか。
答えを暗記しようとすると自分があまり賛同しないことを暗記することになる可能性
が高いですが、正直、苦行です。
ならば、1次試験合格発表から2次試験まで2週間弱しかないですので、
答えの中で自分が共感できるセンテンスを少しでも暗唱・音読しておくことが
対策になるのではないでしょうか。
今回、私の生徒にはそのような形で対策を取らせていますし、英作文はそれで対策を取
ってきました。一定の効果は望めるかと思います。
|