ちゃっかり私、
1人だけ小学生(小6)を担当しています。
英語は中学校からで十分という立場ですが、
習いに来ているのできちんと教えております(笑)。
で、その小学生に英語を教えていると、
小学生らしいと感じることがあります。
よく中学に入ってから英語をやる根拠として、
日本語で抽象的な思考ができる年齢が中学生くらい、というのが挙げられます。
(そのような書籍は沢山出版されていますので、ご興味がある方はそちらをどうぞ。
参考までに、いくつかリンクを張り付けておきます)
①英語教育幻想 (ちくま新書) | 竜子, 久保田 |本 | 通販 | Amazon
②英語教育の危機 (ちくま新書) | 玖美子, 鳥飼 |本 | 通販 | Amazon
で、私の生徒、
パス単で単語を覚えてくるときの覚え方が、典型的な感じです。
例えば、
inside:~の中で、~の中の⇒(生徒)~の中
imagine:~を想像する⇒(生徒)想像
英語と日本語が左右で対になっているので、
日本語を隠し、英語を見て日本語の意味を言わせることで、
定着度を測っています。
私の生徒、上記のように答えます。
大人だと、「~の中で(副詞句)」と「~の中の(形容詞句)」が非常に大きい違いというこ
とが認識できます。
たった一文字の違いがどれだけの解釈の違いを生み出すかは、
私の以前の記事(『英文解釈のテオリア』)をご覧ください。
多分、こういうことなのだと感じます。
細かく指摘してしまうとその子はキャパオーバーになるので
上記のような答え方でOKしていますが、
学年・年齢的にはやむを得ないのでしょう。
P.S
普段、大人が当たり前と感じていることも、
小学生だと全て言語化したほうが吉と出ることもあります。
There is a pen on the desk(机の上にペンがあります)。
これ、小学生にどうやって教えますか?
中学生だと、「there is ~:~がある」、「on the desk:机の上に」と言えば
ある程度理解できます。
小学生だと、
There is a pen on the desk.
④ ③ ② ①
①机の②上に③ペンが④あります。
のように、英語と日本語の順番が真逆であることを図示した方が理解してもらえます。