英検の英作文は正直、ブラックボックスです。
結果が返ってくるまで、なんとも言えないことが多いです。
まず、英検合格において、英作文が果たす役割は大きいです。
2級を例にとると、
筆記:38点
リスニング:30点
英作文:16点
の内訳です。
で、素点で合否を出すのではなく、全て満点を統一します。
つまり、筆記・リスニング・英作文をそれぞれ100満点にし、
素点をそれぞれ、×100/38、×100/30、×16/100します。
それ故、英作文のインパクトが非常に大きいものになります。
で、私が英作文に関してブラックボックスと感じるのは次の2点。
(ブラックボックスというのは、明確な採点基準がなく、採点する人によって
得点がばらける、という意味)
①学年が下がるほど、やや甘めの傾向
同じ2級でも、高2が受験するのと中3が受験した場合、
中3の方が甘めに採点されるのではないか。
高2だと学校で一通りの文法単元を終えているだろうから、
細かいミスまで見られるけど、中3だと「仕方ないかな」と多めに見てもらえる。
②学年が上がるほど、わざと低い得点をつける
高校生で学年が上がるほど、大学受験での必要性が差し迫る。
英検利用の受験方式がほぼどの大学でも実施されているので、
生徒は絶対に取得したい。
生徒:高2の1月か高3の6月には取得しておきたい。
英検協会:不合格であっても、高3の6月までは受験するだろう。
今回(例えば高2の1月で不合格でも、次も受けに来るだろう)
このような思考から、英検協会はあえて不合格にして、次も受験するように仕向けて
いるのではないか。
このような邪推をしたくなる時があります。
もちろん、私の塾の生徒だけのデータしかないですし、推測の域を出ないですが、
そう疑いたくなることが時々あります・・・。