今週末に英検の結果の表が郵送で届いた頃でしょうか。
(合否だけなら、10/25にネットで確認が行えたはずです)
合格した方、おめでとうございます。
折角なので、ご参考までに、面接の手順や対策方法を記載します。
必要な方、ご参考下さいませ。
〈全体像〉
設問が4題あり、合計で33点満点。合格点は23点前後です。
大問1:5~6行くらいの文章の音読&質疑応答。
→それぞれ5点で計10点
大問2:イラスト(3コマ)のナレーション。
→発声面と内容面、それぞれ5点で計10点
大問3&大問4
:フリートーク。
筆記試験の英作文みたいな質問が飛んでくるので、それへの解答。
→それぞれ5点で、計10点。
態度点:合否証書には「アティチュード」と記載されているかも。
積極的に英語で面接官とやり取りしようとする意欲が見られるかどうか。
→3点
★口述しますが、大問1と大問2を確実に固めることが肝要です。
答え方が決まっているので反復練習でコントロール可能です。
この2問で20点分あるので、この2問を高いレベルで制御できれば、
合格点の23点に大きく近づきます。
〈各論〉
大問1
音読は過去問を使って練習しましょう。
なお、知らない単語は調べれば正しい発音や意味を認識することができますが、
間違って覚えてしまっている単語があった場合、自分では気が付かなくなりま
す。ですので、学校の先生などに練習してもらうことを推奨します。
質疑応答は、型が決まっています。
5~6行の英文の中に、「in this way(このようにして)」「by doing so(そうするこ
とで)」「so(なので)」などの、それまでの流れを総括するフレーズが出てきま
す。これ、絶対です。どんな問題にも絶対のこれらのフレーズが出てきます。
黙読&音読している際に、あらかじめ気を付けておくと対応しやすくなります。
指示語の性質上、基本的には、これらのフレーズの直前がドンピシャの答えで
す。ただし、2級の場合には、そのドンピシャの箇所に、さらに指示語が含まれ
ています(この箇所の指示語は、such(そのような)、these(これらのような)などが
多い傾向があります)。その指示語と同じ単語(+修飾語)が、さらに前の文に書い
てあります。その箇所をガッチャンコすれば完成です。
手順としては、流れを総括するフレーズを探す→その前文(*)を読み上げるが、
そこにも指示語が混じっているので、その指示語をさらに前文から引っ張ってき
て、*の文に組み込む。
これで完成です。5点中、4点は確実にもらえます。
大問2
3コマのイラストの説明ですが、1コマ目は答えるフレーズを決めてしまい、
機械的に解答すればいいです。なので実質的に、頭をひねらなければいけないの
は、2コマ分ということになります。
1コマ目
必ずメインの登場人物が2人書かれていて、片方がもう片方に何か言っている
シチュエーションです。セリフは吹き出しで書かれています。
で、答え方は、
【A said to B, "吹き出しのセリフ".】でいいです。ホントにこれだけです。
2コマ目&3コマ目
それぞれのコマの間に、矢印マークが書かれていて、そのマークの中に、
「the next day」「tomorrow」などのように、時間の変遷が感じられる一言が
書かれているので、コマを移る時には必ず読み上げます。
答える時は過去形か過去進行形で答えます。
答える際の慣用表現などは、市販の対策本にまとまっています。
まとまっているものを全て暗記しましょう。全て必要です。
どんなコマかが予想できない以上、潰しを利かせるためにも、全て覚えてしまう
必要があります。
大問3&大問4
質問のされ方が微妙に異なるため、出だしの答え方だけ注意しておきましょう。
大問3:What do you think of this?(どう思いますか)という聞かれ方になります。
I think so. / I don't think so. などで切り出しましょう。
大問4:Do you think~?で聞かれます。
Yes/No. で切り出しましょう。
答えの切り出し方は微妙に異なりますが、答えの方向性は2問とも同じです。
自分のことは答えない、広くあてはまる一般論で答える、ということが鉄則です。
また、2文答える必要があるので、一言目で気を付かないようにしましょう。
質問はの一例ですが、
「電車内で英語以外の言語でのアナウンスが増えるべきか」というものがありま
す。
答えに迷ったら、
1文目(漠然とした答え方)→2文目(具体的な内容)にすると、少しは頭が整理されま
す。
1文目:「英語以外の言語も必要だ」→2文目:「なぜなら英語圏以外の人たちが増
えているから」、などの流れにすると、答えやすくなります。
で、どうしても2文思いつかなかった場合、最悪、1文だけで答えます。
苦肉の策ですが、1文の答えで2点もらえます(英検のHPか何かにありました)。
こんな感じです。あとはひたすら練習あるのみですので、ご検討お祈りいたします。
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