普段の政治チックな記事(というか私の鬱憤)はさておき、
この記事は本業ベースでいきます(笑)。
大学ごとのおおよその方向性を示してみます。
解いただけ加筆していく予定です。
【赤本の注意点】←前提として
赤本は基本的には実力養成のための代物ではありません。
解答解説も一言で済まされていますので、
「実際に時間を測って解く」、「取れる問題を取って確実に合格ラインに達する」
などの技術的側面のため使用します。
過去問を解くことばかりに集中して今まで学習してきた問題集や参考書の復習を
疎かにすると、思っているよりも伸びが鈍化します。
それはさておき、以下では、
それぞれの大学・学部ごとの過去問の上手い使い方を考えてみました。
もちろん、私が解いた範囲の中でという条件付きですが。
①法政大学(T日程、2014~2016)
随筆が1題は出ます。随筆は論説文と文体が異なることが多いです。
SVOの構造の中で、SとVの間にカンマがある、あるいは、VとOの間にカンマがある
などのケースが見られ、意外と構造が見えにくくなることがあります。
アプローチ方法としては、普段からの英文解釈で5文型に分けることを意識(問題に
実際に書かなくても、頭の中だけで処理して構いません)することに尽き、
カンマや挿入句に惑わされることなく、英文を解体していきましょう。
また、随筆は内容的な側面においては、比喩が結構出てきます。
現実的なことを事実として描写しているのか、それとも何かのアナロジーなのか。
現実として起こっていることかどうかは、普通に読んでいれば掴めます。
ですので、「急に何でこんな場面が」と訝しく思う一文に遭遇したら、
比喩を疑ってみるとよいでしょう。
②学習院(文、2015~2017)
文学部は結構オーソドックス。特筆することはあまりありません。
けど、オーソドックスなので、入試の登竜門として、学年が下の生徒にやらせても
いいかと思います。
→例えば、早慶上智志望の高2生の冬休みとか(トライアルとして)。
「学年が切り替わる時点でこれくらい解けないと早慶上智はきついよ」という
声掛けと共に。