二次試験(面接試験)の結果が出ました。
私の生徒から3名合格が出ました。
おめでとうございます!
で、生徒からどうやったら英語の成績が伸びるかということを聞かれます。
また、それへの解答として、「単語や文法を覚える」という月並みな答えが思い浮かび
ますが、準1級を目指して合格に届くかというレベルの生徒は、ある程度の学習習慣
はついています。
ですので、暗記もそうですが、長文読解に関して言うと、
むしろ英文解釈が正確にできるかどうかが大きな要素になるかと思います。
で、「英文解釈」や「文構造を掴む」ということもよく言われますが、
結局これらのことが何を意味するかと言えば、
「どことどこがつながっているか」の一言に尽きるかと思います。
例えば、expect O to do という連語を文法で覚えますが、
長文を読むと、この 目的語のところが非常に長くなったりします。
長いものだと、目的語の固まりが2行に及ぶこともあります。
そうすると、expect と to do が非常に離れてしまい、非常に気が付きにくいものに
なります。
私はスラッシュリーディングがあまり好きではないです。
スラッシュリーディングとは、固まりごとにスラッシュをいれて、
パーツごとに分けていく読み方ですが、パーツに分けたところで、
そのパーツがどこを修飾しているのかを把握しなければ、
正確な日本語訳にはならないです。
つながり方がいかに大切かは、
前回の記事を再掲します。
(太字部分が再掲箇所)
店員と客の会話で、場所はアパレル等の洋服屋です。
客:May I wear the clothes in the show window?
店員: !? (←度肝を抜かれた)
さあ何故でしょう。
単語のつながり方に起因します。
お客は、ショーウィンドウのマネキンが着ている服を試着したい、という意味で言って
います。つまり、in the show window が the clothes にかかっています。
で、 in the show window を wear にかけてみて下さい。
「ショーウィンドウで着替えてもいいですか」って意味になります。
ですので生徒には
単語はパス単、文法はネクステージを自分で進めてもらい、
授業ではとにかく英文解釈をメインで文章を読んでいました。
英文解釈さえ固まれば、成績が暗記量と比例するのではないか。
で、つらつらとどうやって取り組めばいいかについて書いてきましたが、
まずはおめでとうございます。
頑張った生徒ももちろん、塾に通わせてくれている保護者の方にも、
御礼申し上げます。
また10月に向けてスタートを切ります。
10月の試験までには夏休みを挟みますので、学習時間をいつもより捻出できるはず
です。次を見据えて動いていきます。