『経済原理を無視する中国の大誤算』(高橋洋一)

経済学的に、

「固定相場制」「金融政策」「資本の移動の自由」の3つは、

トリレンマで同時に成り立ちません。

 

にも関わらず、中国は3つ同時にやろうとしているから歪が生まれています。

そもそもGDPはアテにありませんし、

こんな状態がいつまでも続くわけはない。

 

そう言われて久しいですが、

中国は未だに存在し続けています。

 

この経済学者の言っていることは結構当たりますし、

必ず数値を使ってジャッジを下すので、非常に信ぴょう性は高いです。

 

けれどもこの著者ですら、中国の崩壊時期は全く読めない、不気味と

表現しています。

 

経済は数学が必要で、数学は自然科学である以上、

国や政治体制に影響はされません。

自然科学とは、時代や場所を問わず、同じ現象が見られる学問ですので。

(なので自然科学は理系です)

 

中国もその学問的本質からは逃れられないはずです。

一度、この書籍を読むことをお勧めしたい。