池上彰×経済

池上彰の『20歳の自分に教えたいお金のきほん』という新刊が出ました。

で、率直に言って、池上彰は分かりやすく解説してくれ、

時事を追いかけるには最適ですが、

経済に関することはちょっとズレていると感じます。

(←断言してしまいます)

 

①円安と円高、どちらが日本経済にいいのか。

 池上彰いわく、立場によって違うと。

 消費者にとっては円高、輸出業者にとっては円安にメリットがある。

 ただし、民主党政権の時の円高時代、日本経済はデフレでした。

 アベノミクスが始まってから円安に傾き、

 景気は曲りなりにも回復の兆しはありました。

 それは我々が体感するところであり、大学生の内定率にも出ています。

 円安の方がいいのは体感値の通りです。

②消費税はあげるべきか

 池上彰いわく、あげるべき。

 税率を上げなくても景気が良くなれば政府の税収は上がります。

 また、現実に上がっています。

 そのことに関して、あまり認識がないようです。

③経済学には数学が必要

 私の大学時代には、経済学は数式でもって勉強していましたが、

 池上彰の大学時代にはマルクス経済学が主流でした。

 マルクス経済学は数学が全く必要なく、

 正直、マルクスの思想を勉強するだけの精神論じみたものです。

 池上彰の経済に対する認識が精神論がかってしまうのも、この辺りに一因があるかと

 思います(直近の書籍で「今こそ社会主義」的なことを言っていましたし)。

 社会主義を取っている国は大方潰れていますので、資本主義の方がまだマシです。

 あくまでもマシなだけです。完璧なシステムではないのは承知の上です。

 

というわけで、

経済学に関しては、高橋洋一を押します(←経済学は、です。政治学などの他の分野はあ

まり押しませんが)