【書評(のようなもの)】

GW中に読んだ書籍のダイジェストになります。

(いわゆる書評と呼ばれるものの真似事がやりたくなりました笑)

 

①『伝え方の作法』(SB新書) 池上彰佐藤優(共著)

 この手の内容は自己啓発系の部類でたくさん出ていますし、

 内容に何か斬新さがあるわけではありませんが、

 具体例や身近な例がこの2人らしい内容で、

 記者と外交官時代のエピソードとなっています。

 自己啓発系の著者は大抵、経営者や元会社勤めの人が多く、

 エピソードも自ずとサラリーマンチックなものになりますので、

 具体例はこの2人ならではのもの。

 

②『性風俗サバイバル』(ちくま新書) 坂爪真吾

 常々私は、夜の街の労働者にも昼の労働者と同じだけの社会的地位を与えれば

 犯罪抑止につながるし、税金などの経済面での効果も望めると言っていますので、

 こういう書籍は読まないと、ということで読書。

 普通の人の感覚からは理解しがたい実態も、歌舞伎町の一つの現実なのだと感じま

 す(そんなに稼げているのなら全部浪費せずに貯金すればいいのに、といったよう 

 なエピソードなど)。

 夜の街は生活保護とは違うセーフティーネットの役割になっているものです。

 

③『これが「日本の民主主義」』(集英社文庫) 池上彰

 不祥事が起こっても何も変わらずにそのポストに居座る政治家や官僚。

 池上彰自身、そんな現実に疲れているようにも読めます。

 「権力は干渉してくる」というフレーズはまさにその通りで、

 マスメディア自身へのある種の戒めのような内容になっています。

 ちなみに、私は池上彰は好きですが、

 この人の消費税に対する認識はズレていると思っています。

 消費税を上げることは経済的には間違っていますので。

 

④『こうすれば絶対よくなる!日本経済』(アスコム) 藤井聡田原総一朗

 ・消費税増税は経済を悪化させる

 ・平成のデフレは消費税を導入したためである 

 などなど。言っていることは結構まともです。

 ただし、MMT(現代貨幣理論)は無批判に受け入れない方がいいかと思います。

 

興味のあるものがあればどうぞご一読を。