『君と考える 戦争のない未来』(池上彰)

わかりやすさというのは2種類あると最近思っています。

 

一つは事実や原理を客観的にシンプルに説明する力。

もう一つは、意外かもしれませんが、自分の価値判断を入れて説明すること。

 

価値判断を入れて説明すると

相手によっては合う合わないが分かれますが、

合うとなった場合、その人の説明は相手にとってはストンと落ちる説明になります。

話し手と聞き手の波長が合えば、価値判断の入った説明は聞き手にとって力強く響きま

す。

 

池上彰の場合、

ほぼ8割が前者、2割が後者になるでしょうか。

客観的な記述の合間合間に自分の意見や価値観が垣間見える。

だから読んでいて、飽きずにいられるのかなとふと思いました。