筑波大学の過去問、2017年~2023年の7年分を解きました。
その所感になります。
大問3つから構成されています。
2つは長文読解、1つは文法問題(小問に分かれていて、並替問題と英作文の2部構成)から構成されています。
①長文問題
長文2題は、全く同じスタイルです。記述(説明問題)と空欄補充から構成されています。
長文問題は千葉大の上位交換といった感じです。スタイルは千葉大に似ていますが、レベルはやっぱり筑波の方が上だと感じます。
基本的にはその段落内で該当箇所を捜して、正確に和訳できるかどうかです。
2020年度以降、レベルが上がったと感じます。2017年~2019年は、比較的簡単です。
2020年度以降は、大問2つの中で、1問は絶対に解けない(時間無制限なら解けるでしょうが)問題が混ざっています。解答の根拠が文章全体の中から探さないといけないため、時間内に正解するのはちょっとしんどいかも、という意味です。その1問は不正解でも合否には支障はないかと思います。
また、筑波の特徴として、絶対に理系の内容の文章が出ます。2題とも理系の内容である年もあり、文系の内容が出ることが比較的少なめです。なので文系の生徒でも、生物・化学・地学の内容はある程度読む練習をしておく必要があります(物理の内容は見かけなかった気がします)。
②文法(並替問題+英作文)
並替問題は簡単です。時間を掛けられないですし、不正解もNGなレベルです。
英作文は英文を読んで、それに対して自分の意見を述べるものになります。
英文は多少は量があり、純粋に英作文だけの要素ではないので、志望する生徒には慣れさせておく必要があるかと思われます。
設問はオーソドックスなので、筑波特有の特徴はこんな感じになります。
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