6/5(日)はいよいよ英検本番です。
生徒はほぼ全員、一様に緊張していました。
これまでの頑張りを思い切り出し切ってきて欲しいものです。
で、そもそもなぜ緊張するのか、あるいは、緊張しないようにするにはどうすればいい
か。考えたことはありますか。
私の答えは、「そもそも緊張することは悪くない」です。
→記事のタイトルと答えが一致してませんが・・・。
試験本番なのですから、緊張はします。
緊張しない人などいないはずです。
けれど、
緊張するのはそれまでに相応の努力をしてきたからなのではないでし
ょうか。
一番重症なのは、私に言わせれば、試験当日にヘラヘラしている人です。
自分の置かれている立場を理解しているのかと。
また、あまりにも非現実な試験を受けに行ったとしても、
おそらくは緊張しないと思います。
明日、急に医学部を受けに行かされたとして、受かる見込みが全くない状態なら、
緊張はしないはずです。
ですので、緊張度というのは、
「その資格が本当に欲しい」という執着と、「そこに向かって頑張ってきた」努力量
に比例するのではないでしょうか。
私はその2つは、心から良いことだと思います。
緊張の裏返しにはその2つがあるわけで、それ故、「緊張というのは否定すべきことで
はない」と思っています。本気で言っています。
よく周りの人たちは、
緊張している生徒に、「平常心だ」などと言いますが、
平常心は答えになっていません。
緊張している生徒の悩みは、「緊張しないようにするにはどうしよう」というもののは
ずです。
で、平常心というのは、「緊張せずに普段通りにしている」ということです。
緊張している生徒に平常心という声を掛けるというのは、
「緊張してどうしよう」という問いに「緊張するな」と返答しているわけで、
正直、答えとしては押し問答だと思います。
「数学の問題が解けないんですけど、どうすればいいですか」と学校の先生に相談した
ら、「解け」という答えが返されるのとレベルは一緒な気がします。
緊張は良いことだと先ほど書きましたが、
私は生徒には、「いい意味で緊張して行ってらっしゃい」と声を掛けています。
緊張は志望度と努力量に比例するのですから、
それを否定せず、緊張する自分にむしろ胸を張り、緊張しながら本番を迎える。
それが一番現実的なのではないでしょうか。