この書籍、
新聞、小説、論文など、ジャンルによって読み方を変えるべき箇所と
どんな文章でも抑えなければならない汎用的な個所を、
棲み分けて説明しています。
正直、このように意識的に区分けするのは大切だと思います。
ジャンルごとの読み方を指南した書籍は
その分野の専門家の、ともすれば自分の研究成果を発表したような内容になることが多
いですし、
汎用的なものに始終した書籍だと、
現在の英会話中心の風潮に異を唱えたり、訳読法の回顧だったりと、
どちらかに偏っていることが多いです。
けれどもこの書籍は
両者のバランスが取れていると感じます。
それ故、目的意識を持っている人にとっては、
自分に必要なジャンルのところだけを読めば情報が取れます。
このような本を読みたいと思っていました。
|