感染症対人類の世界史

さて、

池上彰増田ユリヤ共著の『感染症対人類の世界史』(ポプラ新書)を読みました。

 

医療技術が発達し、

過去に何度もこのようなパンデミックを経験し、その蓄積があるのにも関わらず、

進歩している点と変わらない点があるものです。

 

こういう時の人間の動き方って、

時代や国に関係なく、変わらないものだと思いました。

 

特定の国や民族に対するデマやスケープゴートを見つけようとする動きなど、

関東大震災の時の朝鮮人虐殺と通ずるところがあります。

ちなみに、関東大震災の時のデマで朝鮮人虐殺起こったというのは、

「なぜ井戸に毒を入れたのが朝鮮人だとわかったのか」ということに注目すればよいです。日本人も中国人も朝鮮人も、外見では判別できないです。似ているので。

ということは、その民族の言語で会話されているところを聞かない限りは特定できないはず、というのが大きな根拠です。

(デマの情報が拡散することを、インフォデミックと言うそうです)

 

また、「スペイン風邪」のように、

病名に特定の国や民族の名称をつけることは現在では禁止されています(by WHO)。

 

巣ごもりが続きますが、

折角なので冷静に現状を分析したいものです。

 

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

感染症対人類の世界史 ポプラ新書 / 池上彰 イケガミアキラ 【新書】
価格:946円(税込、送料別) (2020/4/30時点)

楽天で購入