久しぶりに池上彰の『伝える力』シリーズを読みました。
話術もそうですが、
そもそもわかりやすく伝えるには、
自分が扱っている内容について熟知している必要があり、
さらには、相手がどこで理解に躓くかまで俯瞰する必要があります。
この「相手がどこで理解に躓くか」を見通すには、相当の鍛錬が必要です。
その業界に身を置く期間が長くなればなるほど、
その業界での慣習が自分にとっての常識になり、
他業界の人の視点が入りにくくなってしまいます。
やっぱり相手に伝えるには、内容をかみ砕く必要があり、
そのかみ砕き方がどのレベルまで行えるかで、相手に伝わる精度が変わります。
また、「必要でない事柄をそぎ落とす」という視点も、なるほどと思いました。
自分は知っているからじゃべりたくなるけど、
相手の理解を妨げるのであれば伝えないほうがいい。
読めば読むほど勉強になりますし、
年齢が上がってプレゼン等をする必要が出てきた時など、
体感値として納得できます。
しかもマンガなのですぐ読める。
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