池上彰 『伝える力②』

久しぶりに池上彰の『伝える力』シリーズを読みました。

 

話術もそうですが、

そもそもわかりやすく伝えるには、

自分が扱っている内容について熟知している必要があり、

さらには、相手がどこで理解に躓くかまで俯瞰する必要があります。

 

この「相手がどこで理解に躓くか」を見通すには、相当の鍛錬が必要です。

その業界に身を置く期間が長くなればなるほど、

その業界での慣習が自分にとっての常識になり、

他業界の人の視点が入りにくくなってしまいます。

 

やっぱり相手に伝えるには、内容をかみ砕く必要があり、

そのかみ砕き方がどのレベルまで行えるかで、相手に伝わる精度が変わります。

 

また、「必要でない事柄をそぎ落とす」という視点も、なるほどと思いました。

自分は知っているからじゃべりたくなるけど、

相手の理解を妨げるのであれば伝えないほうがいい。

 

読めば読むほど勉強になりますし、

年齢が上がってプレゼン等をする必要が出てきた時など、

体感値として納得できます。

 しかもマンガなのですぐ読める。

 

 

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