リスニング×英文解釈

大学受験を迎える高3生は、

時期的に共通テストの学習に取り組んでいるかと思います。

 

また、高1生・高2生は、

目の前の目標として英検を活用している人も多いのではないでしょうか。

 

その中でも得点を上げにくい分野の一つにリスニングがあります。

リスニングが伸び悩んでいるという相談を受けることが結構あります。

 

で、端的にいうと、英文解釈に問題があるケースが一定数あります。

 

リスニングの一般的な学習法としては、「音声を聞いて音読」というものがあります

が、音読する音源が「自分が理解しきっているもの」であるのが大前提です。

 

まず、流れている音声をスクリプトで読んだ時に、きちんと英文の構造を解析し、

和訳ができるがどうか。

 

読んだ時に理解できないものは、聞いても理解はできません

知らない単語を100回聞いても、意味がひねり出せるわけがないのと原理は同じです。

 

きちんと読めているというのは、意味だけを手掛かりに和訳をするのではなく、

構造的に分析したうえで意味が取れているかどうか。

つまり、どことどこがつながっているかを自力で見抜けるかどうかです。

 

実際に生徒にスクリプトの意味を取らせた場合、

英文解釈に問題がある生徒が非常に多いです。

 

リスニングは瞬間的に頭で処理する必要のある技能で、

意味、構造などが把握できてないものを瞬間処理などできません

 

完全に理解しきっている内容だからこそ、

構造や単語、そして内容理解などが同時に行えるのです

 

単語や熟語は覚えているけどリスニングが思うように向上しないのは、

内容を正確に理解していないからで、

内容の理解の指標は単語や熟語もそうですが、

英文解釈が大きな要素なのではないでしょうか。

 

結局、4技能の中で一番重要なのは、読解力です。

読解力をおろそかにする、あるいは過小評価するからこそ、

全ての技能が行き詰まるのです。

民間企業は働くことが社会貢献

社会貢献という言葉が抽象的過ぎて、

あまりピンとこない今日この頃です。

 

新卒の大学生が社会貢献をしたいと口にすることがありますが、

労働者の立場からすれば、働くだけで社会貢献ではないかと思います。

 

ソーラーパネルを扱っている会社に勤めるなどする場合は除いて、

それ以外の多数の人は、普通の業界(?)に勤めています。

 

で、会社は個人の集積体ですが、その会社は法人税を支払っています。

その法人税は政府の収入となり、色々な用途に使われます。

 

正直、それだけでも社会に貢献していると言えるのではないでしょうか。

心底そう思います。

 

寄付などの手段ももちろん社会貢献ですが、

民間企業は慈善活動ではありません。

 

社会貢献をあたかも無償で尽くすかのような姿を想像しているのなら、

それは絶対に間違っています。

 

奴隷ではないですし、

そもそも、資本主義は利益を出して回るものです。

 

日本には反資本主義の亡霊のような人たちが多く残存しています。

ブラック労働などは法律で取り締まればいいです。

 

あるいは逆説的ですが、

景気回復や経済成長はブラック企業対策になるのではないでしょうか。

景気が良ければ転職がしやすいです。

もし自分の会社に不満があるならば、次のところに転職すればいいだけです。

景気が良ければそうしやすいです。

経営側は労働者の離職を防ぐために、労働環境を改善しようとするインセンティブ

働くはずです。

 

景気が回復すれば、

労働者としての権利を得るという副産物も付いてくるはずです。

 

労働者が主権を持って働いた結果が会社の繁栄であり、

それが法人税という形になって現れます。

 

ですので、法人税を支払えるというのは、

その会社が自社の労働者と社会の両方にプラスに作用している結果であり、

その意味では、立派な社会貢献です。

 

何も奴隷みたいに無償で何かをする必要はないはずです。

ボランティア活動など、なりたい人がやればいいのです。

全員がそうする必要はありません。

 

普通に会社勤めで働いて生きているだけで、立派な社会貢献です。

 

一労働者として本気で言っています。

何も崇高なことをする必要はありません。

 

普通に働くだけでいいのです。

普段の業務や仕事以外に何かをせねばらないと感じるから、

圧迫感のような重荷を感じるのです。

 

繰り返しますが、

労働をして法人税を納めるだけで立派な社会貢献です。

普通に生きるだけで十分なのです。

祝合格×英検準1級

二次試験(面接試験)の結果が出ました。

私の生徒から3名合格が出ました。

おめでとうございます!

 

で、生徒からどうやったら英語の成績が伸びるかということを聞かれます。

また、それへの解答として、「単語や文法を覚える」という月並みな答えが思い浮かび

ますが、準1級を目指して合格に届くかというレベルの生徒は、ある程度の学習習慣

はついています。

 

ですので、暗記もそうですが、長文読解に関して言うと、

むしろ英文解釈が正確にできるかどうかが大きな要素になるかと思います。

 

で、「英文解釈」や「文構造を掴む」ということもよく言われますが、

結局これらのことが何を意味するかと言えば、

「どことどこがつながっているか」の一言に尽きるかと思います。

 

例えば、expect O to do という連語を文法で覚えますが、

長文を読むと、この 目的語のところが非常に長くなったりします。

 

長いものだと、目的語の固まりが2行に及ぶこともあります。

そうすると、expect と to do が非常に離れてしまい、非常に気が付きにくいものに

なります。

 

私はスラッシュリーディングがあまり好きではないです。

スラッシュリーディングとは、固まりごとにスラッシュをいれて、

パーツごとに分けていく読み方ですが、パーツに分けたところで、

そのパーツがどこを修飾しているのかを把握しなければ、

正確な日本語訳にはならないです。

 

つながり方がいかに大切かは、

前回の記事を再掲します。

(太字部分が再掲箇所)

 

店員と客の会話で、場所はアパレル等の洋服屋です。

  客:May I wear the clothes in the show window?

  店員: !? (←度肝を抜かれた)

さあ何故でしょう。

単語のつながり方に起因します。

お客は、ショーウィンドウのマネキンが着ている服を試着したい、という意味で言って

います。つまり、in the show window が the clothes にかかっています。

で、 in the show window を wear にかけてみて下さい。

「ショーウィンドウで着替えてもいいですか」って意味になります。

 

ですので生徒には

単語はパス単、文法はネクステージを自分で進めてもらい、

授業ではとにかく英文解釈をメインで文章を読んでいました。

 

英文解釈さえ固まれば、成績が暗記量と比例するのではないか。

 

で、つらつらとどうやって取り組めばいいかについて書いてきましたが、

まずはおめでとうございます。

 

頑張った生徒ももちろん、塾に通わせてくれている保護者の方にも、

御礼申し上げます。

 

また10月に向けてスタートを切ります。

10月の試験までには夏休みを挟みますので、学習時間をいつもより捻出できるはず

です。次を見据えて動いていきます。

『英文解釈のテオリア』

倉林秀男先生の受験参考書兼翻訳です。

 

とはいえ、この書籍は受験参考書として書かれたものです。

 

英文解釈とは、

文法と長文読解の橋渡し的な立ち位置のものですが、

どちらの項目とも密接に関連しています。

 

長文を読むには単語・熟語・文法などの知識を固めるとはよく言われますが、

長文を読む際に必要な文法と、文法問題の文法は、微妙に異なります。

 

長文を読む際に必要なのは、

「どことどこが繋がっているのか」と「訳す順番」などの、構造的なものです。

 

最悪、辞書を調べれば単語や熟語の意味はわかります。

が、つながり方や訳す順番は辞書には載っていません。

 

例えば以下の例文を見てください。

(張り付けてあるリンクの書籍とは関係ないです(笑))

新聞のコラムにあったもので、実際のネイティブ同士の会話とのこと。

店員と客の会話で、場所はアパレル等の洋服屋です。

 

  客:May I wear the clothes in the show window?

  店員: !? (←度肝を抜かれた)

 

さあ何故でしょう。

単語のつながり方に起因します。

 

お客は、ショーウィンドウのマネキンが着ている服を試着したい、という意味で言って

います。つまり、in the show window が the clothes にかかっています。

 

で、 in the show window を wear にかけてみて下さい。

「ショーウィンドウで着替えてもいいですか」って意味になります。

 

店員としては、wear にかけた状態で文章を解釈したため、

度肝を抜かれたという結論です。

 

ネイティブでもこういうやり取りがあるくらいなので、

非ネイティブの我々は、更に注意が必要になります。

 

「どことどこがつながっているか」が英文解釈や長文読解の要諦になります。

この一例は面白かったですが、英語学習のコアに触れているので、

書いてみました。

 

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日本維新の会×野党第1党

今回の参議院選に関して、

私は維新をものすごく推していました。

 

で、結果は少し残念ではありましたが、着実に議席を伸ばしており、

比例代表では立憲民主を抜いて、野党第1党になりました。

 

議席そのものも野党第1党が射程に入り、

私としては、希望を持っています。

 

記者会見でも、議席は増えたけれど、党幹部の人たちは決してそのことを楽観視せず、

「まだまだ足腰を鍛えねば」と、本気で自民党とやりあおうとしている姿が見えてきま

す。

とりあえず批判だけしていて政権を取る気がない立憲民主の議席が減ったことに溜飲

を下げたのは、私だけではないかと思います。

 

ただし、白状しますと、何も維新に妄信なわけではありません。

多少は目をつむったこともあります。

 

維新の候補者が女性を容姿で判断するような発言をしたことなど、

襟を正してもらいたいことはいくつかあります。

また、鈴木宗男ウクライナに降伏を迫る発言は、正直理解不能です。

 

勝手に攻め込んでいる国を差し置いて、

一方的に攻め込まれて虐殺されている国に被害を広げないためにも

降伏せよというのは、「やられたらやられっぱなしにせよ」と言っているのに

等しく、「日本に他国が攻めてきても、早々に降伏するのではないか、この政治家は」

という疑念が拭えません。

非を負うのはロシアのはずで、そのことに異論はないはずです。

 

鈴木宗男さんは党としてなんとかならないかな・・・。

結構印象は良くないでしょうし、

この人が理由で維新に近寄らない層もいる気はします。

 

というわけで、維新を支援したいがゆえに、

不祥事(?)をきっちり清算してもらいたいと切に願っています。

『世界一わかりやすい慶應の英語』

関正夫の世界一わかりやすいシリーズです。

表題には慶應の英語を載せましたが、

『世界一わかりやすい早稲田の英語』も同じです。

 

わかりやすいのはわかりやすいですが、

他の参考書と比べて、

正解までの思考プロセスがしっかりしています。

 

ともすれば問題集などは、

単語や熟語の意味を載せて「これが正解」としがちです。

 

もちろん、この参考書でも暗記するしかないところは暗記させますが、

市販の単語帳に載っていないもののなかで、

アドリブを効かせるべきものを選別し、

その効かせかたをきちんと解説しています。

 

解説で「この表現は不自然」とあったとしても、

受験生はそれを知りようはありませんし、

そもそも受験生が全問正解するのは現実的ではありません。

 

生徒が問題をコントロールするには、暗記面では市販のものが大きなツールです。

そのツールを度外視した知識を暗記させるのは正直効果的ではありません。

 

そのような重箱の隅をつつくものは切り捨てたうえで、

思考で何とか抑えられものをまっとうなプロセスで押さえる。

それが他の受験生と差をつける大きな弾みになるはずです。

 

そういう意味では、

この早慶の過去問の解説を熟読すれば、自身で制御できるエリアが増えるはずです。

←念のため追記しておきますが、この2冊、どちらかというと思考プロセスの指南書

 なので、知識面に関しては、自分で市販の単語帳などを仕上げておくのが前提です。

 この2つを読めば学力が上がる、という類のものではありません。

 あくまでも「最後のひねり」という位置づけです。

 

 


 

元総理銃撃事件

昼にニュースで知り、先ほど亡くなったという知らせを聞いて、

衝撃を受けています。

ショック過ぎて言葉が出てこない。

 

シャルリーエブド襲撃事件って、

こんな感じだったのかと、ふと思いました。

 

シャルリーエブドの掲載記事は、

お世辞にも上品とは思えないものでした(というか、下品)。

それでもシャルリーエブドへの襲撃は、

言論の自由という抽象的な議題を身近に感じるにはこの上ない例でした。

 

ともすれば我々は、抽象的な理念と現実の出来事を別個のものとして捉え、

つながりを感じないこともあります。

ましてや、自分の国でこのようなことを目にするとも思っていませんでした。

(平和ボケと言われればそれまでですが)

 

ケネディ大統領が暗殺された時も、

このような悲壮感だったのでしょう。

 

で、テレ東の報道はさすがだと思いました。

他局がこの事件一色になる中、通常通りの番組を進行していました。

 

どんなに世の中が同じ色に染まろうとも、

日常生活を離れないこういう放送局は、1つくらいは必要です。

 

賛否両論のある首相でしたし、

検証すべきことは多くありますが、少々疲れました。